頭皮をレーザーで育毛治療する時、注意する4つのポイント

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こんにちは、レフです。

レーザー治療は医療の様々な分野で利用されています。美容整形外科で「しみやアザ・ニキビ処理、脱毛」、歯科での歯周病治療・口内炎治療、眼科、関節リウマチ、アトピー性皮膚炎、各種疼痛など様々です。

頭部では「頭にできるいぼ除去」にレーザー治療が利用されるケースがあります。これは「老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)」という高齢者に多いいぼです。治療は局所麻酔をして痛みも少なく傷跡も残りにくいようです。レーザー治療では「安全性や痛み、費用、保険適用の可否」が気になるところです。

育毛治療ではAGA(男性脱毛症)クリニックでの治療は「フィナステリド」や「ミノキシジル」の医薬品治療が一般的です。育毛治療で医薬品以外で関心が高いのが「レーザー治療」なのです。しかしこの育毛レーザー治療は思いのほか日本では普及していないように感じます。今回この謎に迫ってみます。

1 育毛でのレーザー治療とは?

AGA(男性脱毛症)の治療に使用され頭皮にレーザー光を照射し併せて頭皮マッサージも行います。この治療は2000年以降にスタートしてまだ新しい治療法です。

色は橙から赤色でレーザー波長は約635nm(ナノメートル)~約650nmで、低出力のダイオードレーザーを備えた機器をを使って継続的に使用します。医療の現場では低出力レーザーは組織の活性化や殺菌などに使用されます。

低出力レーザーは皮膚を通して患部にレーザー光を照射しますが、皮膚に障害を与えないレベルに落としています。(実際動物実験などでも証明されているようです。)頭皮へのダメージや痛みもほとんどありません。発毛や育毛が確認されるのに26週間の経過観察が必要のようです。因みに高出力レーザー治療にはエステでの脱毛、しみ治療、色素沈着除去、各種外科手術に使用されています。

利用者にとってネックとなるのが保険適用外治療となり健康保険は適用されないことです。また1回当たりの治療費は様々ですが1万円は下らないと考えたほうがよいです。レーザー治療を何度も受けると負担は決して軽くありません。

反面家庭用機器を個人で購入して使用するケースが、クリニックりより多いと思われます。

2 米国FDA(アメリカ食品医薬品局)

米国政府機関で連邦食品・医薬品・化粧品法を根拠とし、医療品規制、食の安全を債務とする。FDAは食品や医薬品、医療機器、動物薬、たばこ、玩具など消費者が通常の生活を行うに当たって接する機会のある製品について、その許可や違反品の取り締まりなどの行政を専門的に行う。(ウィキペディア)

米国FDAは日本の厚生労働省に該当しますが、医薬品や医療機器に関しては世界的な権威があると言えます。医薬品業界では各国企業や研究機関などが血眼になって新商品やその成分のその承認や認可を取得するべく日々努力しています。なぜならFDAの認可・承認が企業の株価や今後の売上や収益に大きな影響を及ぼすからです。

低出力レーザー治療の育毛効果はフィナステリド(プロペシア)やミノキシジルなどの医薬品成分に次いで治験や臨床実験などで検証され承認されています。その後多くの国で認可されていますが、日本では認可されていません。

3 レーザー治療の効果

レーザー治療の効果は海外での研究や調査から様々な効果が報告され日本のAGAクリニックから「効果があると考えられる。」とのコメントが出されています。ただ医学的なメカニズムはまだ詳しく解明されていません。この低出力レーザー療法とは異なりますが、円形脱毛症の治療に紫外線レーザーが使用される場合があります。以下が主な効果とされています。

・血流障害を取り除いての血行促進
・毛母細胞に直接働きかけて活性化する。
・細胞内のミトコンドリアがATP(アデノシン3リン酸)なる化合物を活性化させる。
・頭皮の炎症を抑える。(生体には炎症症状を引き起こす原因因子(炎症性サイトカイン)と炎症を抑える因子(抗炎症サイトカイン)があります。)
・毛穴の殺菌、清掃

4 レーザー治療の課題

・知名度の低さ

育毛でのレーザー治療の1番の売りはFDA(米国医薬品局)からAGA治療としてフィナステリドやミノキシジルの医薬品と並んで認可を受けていることです。

ところがAGAクリニックでの育毛治療は医薬品治療が主力であって、レーザー治療は補助的な治療という序列になっています。実際FDAで認可を受けたレーザー機器(ヘアマックス)は個人で購入して使用するケースが多いのです。

AGA治療は「フィナステリド内服薬」「ミノキシジル外用薬」による処方は保険が適用されません。しかしこの2薬は日本皮膚科学会が2010年に「男性型脱毛診療ガイドライン」でA推奨のお墨付きを与えられています。これらの治療方法がクリニックでの治療法としっかり定着しているのです。

・レーザー治療のコストの高さ

レーザー機器やレーザー治療が高額なため利用客にも浸透しにくいし設備投資する場合も臨床データを取るにもコスト負担が大きいと言えます。では「AGAクリニックで個人ユーザーに人気の家庭用機器が採用され治療されているか?」というとほとんどされていません。はっきりした理由はわかりませんが家庭用機器だとクリニックがあまり儲からないからかもしれません。(医薬品治療の方が儲かる?)

・単独での効果がわかりにくい(見えにくい。)
医薬品よりも効果が明らかにあるなら話は変わりますが実際どうであろうか?レーザー治療は海外や日本でも「効果はある」との評価は高いが、米国でもレーザーの単独治療ではなく医薬品との併用治療が一般的なようです。

・家庭用機器を購入、使用する時の注意点

種類が多く名前も似通っているため、「どの機器が効果があるのか?」「FDAで認可を受けているのはどの機器なのか?」がわかりにくいのが難点です。外国製・国内製含め「FDAの承認を受けているのはこれです。」などのように謳われていることが多いです。因みにFDAで認可を受けているのはヘアーマックスという機器です。レーザーの波長で有効と承認されているのは、635nm~660nm です。

これらをまとめると育毛でのレーザー治療の課題はクリニック等であまり浸透しておらず、個人ユーザーが家庭で使用するケースが多いということです。個人ユーザーはFDAのお墨付きを拠り所としていますが相談する専門機関が身近にないため、家庭用機器の利用は自己責任ということになります。また医薬品に頼らず単独に使用した際に効果がわかりにくいことです。副作用がないことや、1度購入すればコストがかからないことは大きなメリットなので、以上の課題と比べてどちらが良いか個々に判断するしかなさそうです。

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こんにちは、レフと申します。 私は50代半ばの男性で会社員をしています。 髪の毛は30年前(ほぼ大学生)の頃から、額の生え際に後退兆候がみられ、危ないと感じていました。また頭はほかの人より脂っぽくて、見た目も「ペシャッ」 となりやすくコンプレックスを感じていました。 30代~40代はほとんどヘアケアも気にしていなかったのですが、50を超えてようや「く髪を守り、大切にしたい!」という思いが強まり、主に食事や、シャンプー、ヘアマッサージを少しずつ勉強して、実践中であります。ヘッドスパにも興味があります。 「髪を守り、髪の神様に護ってもらい、年をとっても髪が宿りますように」との想いと、「読んで下さる方に役に立つ情報提供をしたい」と考えこのサイトタイトルとしました。(髪の宿る場所) 趣味はXJapanの音楽を聴くことと、プレミアリーグ(サッカー)を見ること、ふくろう情報を集めることです。 どうぞよろしくお願いします。 今後