私は2年前まで、夜髪を洗った場合タオルで数回拭くだけで
自然乾燥のまま寝ることが多かったです。
ただこの方法だと、朝起きた時に枕に付いた髪の毛の本数が、
ドライヤーで乾かした本数より多い気がしました。また寝癖が
付きやすく朝出社する前にセットに手間取っていました。
「これじゃまずいかな?」と思いいろいろリサーチしてみると
「やはり髪が濡れたまま寝るのはヘアケアに良くないな。」と
思ったので、寝る前に髪を乾かす方法に変えました。
では、髪が濡れたままだと何が髪に良くないのか?
1 髪のキューティクルが痛むからです。
キューティクルは髪の外側の部分で、髪のツヤや手触りに
影響を及ぼします。またキューティクルはうろこのような形で
何枚も重なり合っています。濡れたまま寝ると枕との摩擦で
はがれやすく痛みやすくなります。
またキューティクルは湿っていると開く性質があるので髪の栄養分が
外に出てしまい抜け毛や枝毛の原因ともなるのです。
2 頭皮がダメージを受けて血行が悪くなったり抜け毛やフケが
出やすくなったりするからです。
これは髪が冷えたり濡れたりすることで頭皮の血行が悪くなるのです。
血行が悪くなると、髪の毛の心臓部と言われる「毛乳頭」に栄養が
届きにく頭皮環境が悪くなります。結果的にふけや痒み、抜け毛に
つながることになります。
3 寝癖がつきやすくなるからです。
私は何度も経験しました。髪が濡れている度合が大きいほど、寝癖も
ひとくなりやすく、朝髪型を整えるのに一苦労します。寝癖がついて
しまったら、少し熱めのお湯を絞ったタオルで拭いたり、髪を揉むように
すると元の形に戻りやすくなります。
4 頭皮に雑菌や皮膚ダニが繁殖しやすくなるからです。
そこから頭皮が痛んでフケやかゆみ、抜け毛の原因になります。
また雑菌が枕に移って、枕も不潔になりやすいので注意が必要です。
頭皮が痛んでの臭いにつながるケースもあります。
そもそも雑菌ってどんな雑菌?
皮膚には皮膚常在菌なる雑菌がいて、頭皮の脂などを食べて増殖します。
雑菌が増えると髪がダメージを受けて、抜けたりフケが出たりするのです。
また人間が睡眠中に活動を活発化させる皮膚ダニも要注意。
皮膚ダニは髪が濡れていると水分や毛根部分の栄養分を取り込みます。
それが髪の細胞組織の成長を阻害することになるので、頭皮の炎症や抜け毛に
つながります。
髪が濡れたまま寝ると髪にとって良くないことだらけです。
最近のコメント