こんにちはレフです。男性も50歳を過ぎると白髪が気になるようになります。私は最初もみあげに
白髪が出てきて目立つようになりました。それが徐々に前髪や横髪にも—。この記事では50代以降の髪の特徴、白髪になるしくみや白髪が進行する原因。気になる白髪ケアについてお伝えします。
1男性50代以降の髪の特徴
まず50代男性の髪の質は20代や30代と大きく変わります。加齢による影響が大きいですが次の2つが髪の特徴になります・
〇髪が細くなる
ヘアの成長サイクルが短くなるため髪が十分成長する前に抜けてしまいます。このため「髪が細くなる」「本数が少なくなる」「髪が柔らかくなる」「コシが無くなりパサつきやすい」「トップのボリュームが減少した」などが気になるようになります。
〇頭皮脂の粘り気が増す。
これは加齢と共に中性脂肪の「トリグリセリド」の分泌が増えるために、髪のべたつきに影響を及ぼします。トリグリセリドは中性脂肪で我々にはエネルギー源になりますが、頭皮では遊離脂肪酸に分解されてかゆみにもつながります。シャンプーやシャンプー後に殺菌力のあるトニックの使用でケアがポイントになります。
2白髪になる髪のしくみとは?
まず髪の毛の色はメラニン色素の種類と量で形成されます。メラニン色素は「メラノサイト」という色素形成細胞から分泌されます。髪の毛自体は「キューティクル(毛小皮)」「コルテックス(毛皮質)」「メデュラ(毛髄質)」の3層からなっておりメラニン色素は主にコルテックスに沈着します。
白髪になるのは次の2点が原因です。
・メラノサイトの機能が衰えたり老化してメラニン色素が作られなくなる。
・メラニン色素が毛母細胞に行き渡らなくなる。
黒い健康な髪にはメラニン色素が豊富ですが、白髪にはメラニン色素がほとんど含まれていない状態なのです。
3白髪が進行する原因
色素細胞を作る「メラノサイト」以下の原因で正常に機能しなくなるためです。なお一度白髪になると残念ながら自然に黒髪に戻ることは困難となります。
・遺伝
10代や20代で白髪になる人は色素形成機能が弱かったり色素細胞の遺伝子が欠けていると白髪になることがあります。また親が若い時から白髪だった場合子供に遺伝して白髪になる可能性があります。遺伝によって白髪が生えやすくなるのです。
・加齢
細胞の働きや代謝が悪くなり、メラノサイトがダメージを受けメラニン色素が十分に作られなくなり白髪が増えます。髪の毛にはヘアサイクルがあり通常4年から6年で抜けますが加齢によりメラノサイトが再生しない場面が増えることになります。
・紫外線
頭皮に紫外線を受けると活性酸素が生成され、頭皮や体の酸化が進むことになります。
酸化が進むと髪がダメージを受け髪のツヤやコシが減少し白髪や枝毛、薄毛が発生しやすくなります。頭皮も乾燥してパサついたりかゆみ・フケにつながるケースがあります。
・ストレス
ストレスが髪に2つの悪影響を及ぼします。「緊張による血行不良」と「皮脂分泌が活発になること」です。
緊張したり毛細血管が縮小して血行が悪くなり白髪や薄毛脱毛につながりやすくなります。
またストレスで通常以上に皮脂が分泌され酸化が進みます。これに伴い過酸化脂質が増えて
メラノサイトの働きが低下します。
・生活習慣の乱れ
主に食事と睡眠の影響を受けます。寝る時間が不規則になったり睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌が妨げられ髪に十分な栄養がいきわたらなくなります。色素細胞も影響を受け白髪につながりえます。
メラノサイトの働きにプラスとなる食事の栄養素としては「タンパク質」「ミネラル」「ビタミン」などが挙げられます。
白髪ケアのための4つの対策
老化や遺伝で増えた白髪を止めたり少なくするのは残念ながら難しいです。以下1~3の
対策を行うことはメラノサイトや髪や頭皮の健康にはプラスとなることで結果的に白髪ケアとなります。
・生活習慣の見直し
基本は食事と睡眠を見直すことです。食事では油っぽいものを控えバランスの良い食事を摂りましょう。その中で色素細胞にプラスとなる栄養素を摂取するのがよいでしょう。栄養素は「ビタミン(海藻、昆布、ヒジキ、わかめ等)」、「魚介類(カツオ、マグロ、イワシ等)」、「タンパク質(乳製品、卵、豆腐、納豆等)」になります。
睡眠は最低6時間以上確保しましょう。成長ホルモンと22時~2時頃に分泌されるので深夜0時前には休みましょう。
禁煙することも大切です。喫煙によって髪の色素を作るメラノサイトの働きが悪くなりますし、タバコに含まれるニコチンは血管の収縮作用があり、頭皮に栄養が行き渡らなくなるリスクを伴います。また喫煙によってビタミンCが消費されるため免疫力が落ちたりシワやシミが出やすくなります。
・紫外線対策
紫外線対策として外出時に心がけたいのが、帽子をかぶることと、日焼け止めとして髪の毛用のUVカットスプレーを使用することです。シャンプーでは爪を立てずに指の腹を使って優しく洗い頭皮の脂や汚れをしっかり落としましょう。シャンプー後は速やかにドライヤーを使ってきちんと乾かしましょう。ドライヤー後に化粧水や乳液をつけることで頭皮の乾燥を予防し保湿につながります。
・ストレス対策
生活習慣の見直しでも挙げた「しっかり睡眠をとる」ことはストレス対策としても有効です。
まずはしっかりブラッシングしましょう。
できれば猪毛や豚毛のブラシで行うことをおすすめします。回数は1日2~3回であまり多くなると頭皮等にも負担になってしまいます。シャンプー前や、髪を乾かした後、朝目覚めた後が良いと思います。
髪が濡れている時はNGです。力加減を調整して頭皮にもブラシが行きわたるように行います。ブラッシングにより「髪にツヤがでる」「髪の栄養部分が行きわたりやすくなる」「頭皮が健康になる」等のメリットが期待できます。
頭皮マッサージもおすすめです。頭皮マッサージを継続的に行うことで「血行の促進」「新陳代謝が良くなり頭皮に栄養が届きやすくなる」などのプラス作用が期待できます。マッサージする際のポイントとして爪を立てないで指の腹を使い地肌を持ち上げるイメージでマッサージしましょう。
少なくとも1分位はゆっくり頭全体をマッサージしましょう。朝晩行うのが利用ですが、難しい場合はシャンプーの後に行いましょう。マッサージブラシを使用するのもおすすめです。
頭皮マッサージ以外にヘッドスパを利用するのもおすすめです。
また適度な運動を行うこともストレス対策になり頭皮の結構促進につながります。
・白髪染め
どうしても白髪を改善して黒や茶色などに染めたいは白髪染めになります。白髪染めは以下の4種類の方法があります。
・ヘアカラー
・ヘアトリートメント
・シャンプー
・その他(スプレー、パウダーなど)
ヘアカラーは色付きを実感でき持続性が高いですが、薬剤が入っているので髪を痛めるリスクを伴います。
他の方法と較べて染めるのに最も時間と手間がかかります。新たに生えてきた白髪が目立ってくるのはヘアカラーがら約1か月後です。白髪を継続的に目立たせないためには約1か月~2か月の感覚で続ける必要があります。
自分で行うことも可能ですがプロに相談でき施術してもらえるヘアサロンに出向くことをおすすめします。
ヘアトリートメントはお風呂でシャンプー後に行います。トリートメントには染料が入っていますが1度では思ったように染まりにくく発色するまで何度か継続することが必要になります。頭皮への影響もヘアカラーより少ないので、初めて白髪染めする場合にはトリートメントがおすすめです。約10分間の放置でOKなので肌の弱い方でも使いやすいと思います。また色の持続は約1~2週間となります。
シャンプーはヘアカラートリートメントとほぼ同じ内容です。ヘアトリートメントと同じようにバスルームが多少汚れる可能性はあります。シャンプーやトリートメントは髪の根元が白くなってきた時に利用できるので便利です。
その他の白髪染めは一時的でスポット的な使用で行い、お風呂で洗い流す流れとなります。
日々の生活で白髪対策を行い、それでも白髪染めしたい場合はヘアトリートメントがおすすめです。いつでもできて便利なこととヘアカラーよりも髪や頭皮へのダメージが少ないためです。シャンプーして髪を乾かす際に頭皮マッサージを行い血行を促進するのもよいでしょう。
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