こんばんわ、レフです。
髪が細いと聞くと他人事とは思えません。自分の髪の歴史を振り返ると40代後半から髪が細くなったように思います。さらに十分成長せず短いまま抜けてしまう痛い経験も数知れずしてきました。コシやハリも少なくなりました。
では細くなる原因は何でしょうか?
まずは加齢です。年齢と共に毛母細胞の働きが弱くなって髪の成長期が短くなってしまうからです。次に頭皮の血行が悪くなり、毛母細胞に栄養が行き渡らなくなるからです。栄養不足になると髪も猫っ毛のようになり、抜け毛も増えます。さらにホルモンバランスの乱れや、急なダイエット、ストレスから細くなるケースもあります。ホルモンバランスでは男性が男性ホルモンにより毛が細くなったり脱毛につながるのに対して、女性ホルモンは妊娠等により女性ホルモンのエストロゲンが減少して髪に影響を与えるのです。
次に髪の構造と加齢に関しても整理してみます。
髪は3層構造になっていて、中心部がメデュラ、その周辺をコルテックス、一番外側がキューティクルとなっています。この3つの中で占める割合が高いのがコルテックスです。コルテックスはタンパク質で出来ていますが、量が多いと髪は太くて硬くなり、少ないと細く柔らかくなります。外側のキューティクルは髪を外部刺激から守る役割があります。ところがキューティクルは紫外線や強いシャンプーなど刺激が強いと開いてしまい、髪がダメージを受け細くなるのです。
髪の年齢のピークは男性が20代半ばに対して女性は30代前半と言われています。これに合わせる形で髪を作る毛乳頭や毛母細胞の機能も徐々に低下します。特に毛乳頭のサイズが小さくなってきます。毛乳頭が小さくなると毛母細胞から来る栄養を十分に吸収できなくなり、髪が細くなる原因となります。これを予防するには頭皮の血行をよくすることに加え、育毛シャンプーなどでヘアの成長をサポートすることが大切になります。
そしてシャンプー選びのポイントです。
1 アミノ酸系シャンプー
アミノ酸系シャンプーは天然素材で洗浄力もあり保湿力があります。やや泡立ちにくいでえすが頭皮への刺激も抑えてあるので細毛には相応しいといえます。ここでアミノ酸系シャンプーの見分け方をお知らせしましょう。容器の裏側の成分表示を見て、「ココイル」「ラウロイル」などが成分名についていればそれはアミノ酸系界面活性剤(アミノ酸系洗浄剤)です。またこの成分表記が上位にあればアミノ酸の濃度も高いといえます。
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2 弱酸性のシャンプー
健やかな髪や頭皮のPHは4.5~6.5の弱酸性レベルにあります。そのためシャンプーはそれに近いレベルがよいとされています。これは殺菌作用をもち、常在菌がある程度繁殖できる水準だからです。またキューティクルも閉じて髪の水分や栄養をキープすることが可能となり頭皮の健康状態も維持できるのです。
3 育毛系シャンプー
加齢要因を除くと男性と女性の細毛の原因は異なります。男性の場合はAGAと呼ばれる男性型脱毛症によるものが多いのに対して女性の場合多くはホルモンバランスが乱れたり頭皮の栄養が行き渡らなくなるためです。よって性別によって育毛成分も異なりますが、センブリエキスやオウゴンエキスはどちらにも有効な成分と考えられています。
センブリは日本にも自生する植物で生薬としても有名です。頭皮の血流をよくし毛乳頭や毛母細胞に栄養が行き渡りやすくなり炎症や活性酸素の働きをおさえて健康な髪と頭皮に整える成分とされています。
オウゴンはシソ科の多年草で、エキスは黄金色根の部分を乾燥して作られる生薬です。育毛作用として炎症を抑え頭皮に潤いを与える成分とされます。さらに活性酸素を除去したり、発毛を阻害する還元酵素の「5αリダクターゼ」の働きを抑制することも期待されている成分です。
シャンプー選びのポイントを述べましたが、シャンプーだけで細毛を太くするのは容易ではありません。
特にあなたが中高年の方だと若い人と比べ、毛乳頭や毛母細胞の機能が弱まるため髪が細くなるのは自然なことと言えます。ただし細いままの状態を改善することは可能です。(今より太く、今より長く、今よりコシやハリを出す等)そのためにはシャンプーと併せて栄養バランスを考えた食事を摂ることや、頭皮のマッサージを継続すること、シャンプーの基本を守ること、ストレスを溜めないことは欠かせません。
髪はケラチンというタンパク質で出来ているので、タンパク質に加え、ビタミン群、ミネラル、亜鉛も摂りいれることを
意識しましょう。卵、ナッツ、緑黄色野菜、豆類、鮭、乳製品などは髪に良い食品として定番です。頭皮マッサージも毎日続けることで頭皮が固くなるのを防ぎ血流もスムーズに流れやすくなります。シャンプーではヘアの新陳代謝が活発となるのを妨げないよう夜に行い、シャンプーの洗い残しがないようにすすぎをしっかり行うこと、洗ったらすぐドライヤーで乾かすことも忘れてはならないポイントです。
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