私はこのこのサイトで何度かXJAPANのファンであると述べました。バンドリーダーのYOSHIKIが以前「カラーリングをしていてヘアケアではトリートメントをしている。」との記事を読みました。その時はトリートメントの意味もよくわかりませんでしたが
あれこれ調べた記憶があります。今では男性もオシャレな敏感な人中心にトリートメントする人も増えているようです。
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1 トリートメントとは?(リンスやコンディショナーとの違い)
トリートメントは通常シャンプー後に行いますが、目的は毛髪に水分と油分を補い潤いを与えることです。
リンスは髪表面のキューティクルを整え、保護膜を作り髪の表面に作用します。トリートメントは髪の内部にアミノ酸や油分、タンパク質などの栄養分を補給、併せて髪を補修するためのもので髪の表面から内部に作用します。栄養分を表面だけでなく内部までしっかり届けるところがリンスとの違いです。
コンディショナーはリンスにトリートメントを加えたもので髪の表面と内部に作用します。さらにトリートメントは髪と同じ弱酸性であることが多いようです。高品質なトリートメントはph(ペーハー)数値が低く、キューティクルも閉じて髪の補修や仕上がりもph数値が低いほどよいと言えます。
2 種類
トリートメントはインバストリートメント(洗い流すタイプ)とアウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)の2つに分類されます。髪は外側の「キューティクル」「遊離物質」、内側の「コルテックス」「メデュラ」から構成されています。トリートメントによって髪の内側外側に働きかける機能が異なります。
インバストリートメント(洗い流すタイプ)は髪の外側の痛みや補修を行いながら、内側のコルテックスを補修し潤い成分を届けるトリートメントです。
アウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)は、髪の外側のキューティクルや遊離物質に補修成分や保湿成分を届け、内側のコルテックスにも補修成分や美髪の成分を届けてヘアケアが可能となります。アウトバストリートメントは濡れた髪用、乾いた髪用で形態も様々なタイプがあります。アウトバストリートメントの代表的なタイプはオイルタイプ、ミルクタイプ、ミストタイプの3種類となります。
オイルタイプは枝毛や切れ毛の傷み予防に優れヘアに潤いを与えます。ミルクタイプは保湿成分が配合されボリュームを出しやすいのが特徴です・ミストタイプは髪に馴染みやすく髪に潤いを与えます。ミルクタイプとミストタイプはUV(紫外線)や乾燥対策にもなるので朝使用されることも多いようです。
3 成分
トリートメントは主に4つの成分で構成されます。
・カオチン界面活性剤
髪を柔らかくしてパサつきや静電気を抑える成分です。
・ノニオン界面活性剤(乳化剤)
油性成分と水分を乳化させた成分でこれにより油分がトリートメントから分離せず馴染みます。
・コンディショニング剤
油性成分や脂質成分、シリコン、高分子ポリマーなどから成り、髪のツヤ・コシ、毛髪細胞の接着・保護成分となります。
・毛髪保護タンパク・アミノ酸成分
キューティクルを保護したり、水分を調整してしてしっとり保湿する成分です。
4 トリートメントのやり方と注意点
インバストリートメント(洗い流すトリートメント)のやり方(順番)は以下のようになります。
①シャンプーのあとタオルを使って両手のひらで水分をしっかり取る。
これはトリートメントが水に流れ落ちないようにするためです。男性含め髪が短い場合は
オールバックにするイメージでもOKです。
②手にミニトマト位の量のトリートメントを取り手のひら全体に伸ばす。根本につけないように気をつけましょう。
③頭皮エリアを除く髪の2/3の部分を、毛先に向けてトリートメントを塗ります。塗る方向は下から上でも、その逆でも構いません。ただ痛みの激しいのは毛先なので、毛先から上につけていくのがおすすめです。
④ひと通り塗ったら両手を手櫛のようにして万遍なく揉みこんで馴染ませます。1番痛んでいる箇所は毛先なので毛先は丁寧に行いましょう。
⑤目が粗めのくしを使いキューティクルを整える。くしを使えば、手の届きにくい場所までしっかりトリートメントを馴染ますことが出来ます。粗い目のくしだとトリートメントを髪から削り取りせずにすむからです。
⑥タオルを巻いたりキャップを付けて数分髪を蒸します。タオルは蒸しタオルだとさらに良いでしょう。蒸すことでトリートメントの浸透がアップします。湯船で温まりながら行えば汗もかき頭皮の血行にもプラスとなります。
⑦シャワーで洗い流す。髪にしっとり感が残る位に洗うとよいでしょう。シャンプーのゆすぎの90%位のイメージでしっかり洗いながら流し過ぎないイメージで行いましょう。
アウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)での注意点は、シャンプー後に使用するときは、タオルで水分をよく取ること、トリートメントをつけすぎないこと(足りなければ後から補充するイメージ)、髪を擦らないように注意しながら髪に馴染ませることがポイントです。
トリートメント使用時の注意点としては
・トリートメントを頭皮につけない。これは毛穴が詰まって頭皮環境が乱れ、フケや痒みの原因になりやすいからです。
・髪につけすぎないことが大切で、足りない場合後から付け足すイメージで使うことが望ましいです。
・トリートメントを髪に染み込ませたら、すぐに洗わないで時間を数分以上かけることです。洗う時は頭を下向きにしてシャワーすると洗いやすくなります。
・髪の傷みが大きいのは毛先なので毛先をしっかりケアすることです。トリートメントを馴染ませるとき上から毛先につける場合は毛先を意識する、または毛先から上につけていくとよいでしょう。
・ドライヤーで乾かす時、熱を髪に近づけすぎないよう気をつけましょう。
トリートメントを上手く活用して大切な髪と永くつきあっていきましょう。
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