こんにちは、レフです。
今回のテーマは馬油を使ったフケ対策です。馬油をヘアケアに使う場合2つの方法が多いようです。
・シャンプー前の頭皮マッサージやヘアパック
これはシャンプー前に、馬油を適量手に取り指になじませてから、頭皮全体に塗ります。次に爪の腹を使って頭皮マッサージを行います。全体をマッサージしたら10分から15分ほど放置した後お湯でゆすいでからいつものようにシャンプーします。放置している間はお風呂で湯船につかると馬油がよく浸透しやすいし保湿やうるおいも実感しやすくなります。
・馬油シャンプーでシャンプー
これは通常通りシャンプーをするだけなので、一番楽です。
洗髪後に馬油を頭皮に適量刷り込んでマッサージするケアもありますが、その後髪を洗わないのでフケでお悩みのかたは避けたほうが無難です。シャンプー前後での使用する場合は、商品の説明書に従い使用量は守りましょう。小豆1粒位となりますが、気持ち少なめで足りない場合に付けたす位が丁度いいでしょう。
1馬油の成分
馬油には不飽和脂肪酸が60%以上含まれています。不飽和脂肪酸はコレステロールの沈着を防ぐ脂肪酸で、本来植物性油脂に多い成分です。
不飽和脂肪酸に対して、飽和脂肪酸は動物性油脂でコレステロールを増やすとされています。馬油の不飽和脂肪酸はオレイン酸、リノール酸、αリノレン酸などから成ります。オレイン酸は保湿力が高く皮膚の潤いを保ってバリア機能を持つので髪になじみやすいです。リノール酸は保湿や炎症を抑える働きがあり頭皮の乾燥対策となる成分です。
αリノレン酸は高度不飽和脂肪酸と呼ばれる必須脂肪酸です。(必須脂肪酸は人間の身体の中では生成することはできません。)αリノレン酸は牧草にふくまれるため、馬油に含まれていて皮脂の過剰分泌を抑える働きがあります。
2馬油のフケ効果①
・頭皮を乾燥から守る。
フケは乾燥フケと脂性フケの2種類あります。馬油は人の皮脂に近く浸透力もあり毛穴の奥まで浸み込み保湿機能もあるので、水分の蒸発を防ぎます。脂性フケは皮脂の過剰分泌が主な原因ですが、馬油に含まれるαリノレン酸が皮脂の過剰分泌を抑え頭皮環境の改善が期待できます。
・血行促進
毛穴から浸透した馬油が細胞を刺激して、油膜による保湿と保温効果によって血行が促進されます。さらに頭皮細胞の新陳代謝も活発になります。血行促進効果により頭皮の乾燥が予防でき、薄毛や抜け毛の対策にもなります。
3馬油のフケ効果②
・抗炎症、抗酸化、抗菌
馬油が浸透すると表面に油膜が張られ外部と遮断されたような状態となります。また内部の空気を追い出すので酸化を予防します。これにより細菌が皮膚に入りこむのも困難になるのです。馬油は火傷にも使用されますがこれは炎症をしずめて熱を抑える作用があるからです。フケは頭皮環境の乱れて出来たりフケが剥がれて頭皮が赤くなったり炎症を伴うケースもあるので、馬油はこれらの対策となります。
またフケはかゆみを伴うことが多いですが、その原因が皮脂の酸化、雑菌の発生、乾燥によることが多いので、馬油を使用することでかゆみの対策にもなります。
4馬油の注意点
馬油で気をつけることは「酸化しやすい」ことです。酸化が進むと商品の品質が徐々に低下するので、商品を開封したら半年以内には使い切りましょう。(残った場合は廃棄するのが無難です。)メンテナンスのポイントとしては温度の高い所で保存すると劣化が早まるので、涼しい場所や温度の上がりにくい処で保管するとよいでしょう。
シャンプー後に馬油オイルなどで頭皮マッサージを行う方法も紹介されています。この場合使用料を守ること(気持ち少量)と併せてスカルプローションを使用すると頭皮によく浸透して頭皮の乾燥につながります。
以上馬油がフケでお悩みの人に嬉しいアイテムであることをまとめてみました。ただいくら馬油でヘアケア出来てもフケを抑えるためには、シャンプーの基本を押さえることが大切です。正しいシャンプーのポイントを押さえて馬油を使えばこれまでとの違いを実感できると思います。ストレスもふけの発生に影響しますが、基本はよく寝てバランスの良い食事をすることで対策できます。
注意点としては、『シャンプーは刺激の強くないアミノ酸系シャンプーを選ぶ』『シャンプーは直接頭皮につけずによく泡立ててからつける』『ぬるま湯で予洗いを行う』『洗う時には爪を立てずに、頭皮をマッサージしながら洗う』『洗いよりもゆすぎに時間をかけて、洗い残しを残さない』『洗ったらすぐタオルでふき取りドライヤーをかける』『シャンプーは1日1回夜行い朝シャンは避ける』等を意識してシャンプーすることです。
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