こんにちわ、レフです。
冬になると静電気を感じることが増えてきます。僕も時々セーターなど衣類を脱いで着替える時や、入室する時にドアノブを握った時などバチバチ来た痛い経験があります。また昔の話ですが小学校の理科の授業で、ノートの下敷きを擦って頭に乗せると髪が逆立ってとってもびっくりしたのを覚えてます。髪は静電気が起きやすい場所です。ヘアも静電気の影響を受けそれが重なると、育毛などにダメージとなってしまいます。この記事では静電気の髪の症状、原因、対策などをまとめてみました。
1静電気の原因
1-1 摩擦
そもそも物質にはプラスの電荷とマイナスの電荷があります。それぞれの電荷量が同じ時は帯電していない状態です。次に異なる物質が接触して摩擦が起こるとプラス・マイナスのどちらかに帯電します。
例えばナイロンやプラスチックのブラシを使用した時に髪のプラス電子がブラシのマイナス電子を結合しようとすると電子の移動(放電)が起きて「バチッ」とします。これが静電気です。物質によってプラスに帯電しやすいかマイナスに帯電しやすいか異なります。
静電気の発生量は接触面積が大きいほど大きく、服の摩擦によって静電気が髪の毛に溜まることもあります。またパーマやカラーリングなど施術を受け髪が摩擦によるダメージを受けた状態でブラッシングすると静電気が起こり易いようです。
1-2 乾燥
冬やエアコンを一定時間継続して使用すると空気が乾燥して電気が逃げずに帯電しやすくなります。逆に夏など湿度が高いと電気は水蒸気に流れ放電しやすくなります。髪は乾燥によって水分が減るので静電気も発生しやすくなります。
1-3 潤い・湿度
一般的に静電気が発生しやすいのは気温25°以下、湿度20%以下とされています。夏場は湿度が高く、体から汗も出るので静電気が発生しても水を媒介として逃げてゆき溜まりにくくなるのです。
2静電気による髪の影響
2-1 キューティクルへの影響
静電気を受けると髪のキューティクルが壊され、髪の内部の水分やタンパク質が流出することがあります。この場合水分が失われた状態なのでパサパサと乾燥した状態になったり、さらに静電気が加わるとブラッシングしても髪が絡まりやすくなります。
2-2 頭皮や毛乳頭への影響
静電気による帯電でホコリや菌を引き寄せやすくなると頭皮がダメージを受け切れ毛になったりします。静電気の発生する回数が多いのに対策をとらないままにすると抜け毛や薄毛につながったり髪の根本の毛乳頭にダメージとなる場合もあります。
3静電気の予防対策
どの対策でも静電気防止では「乾燥予防」「摩擦予防」「保湿」を意識することがポイントとなります。
3-1 ヘアケア(簡単)
ハンドクリームを少量手に付けて髪に馴染ませたり、髪に水で少し濡らしてからブラッシングすると静電気が起こりにくいです。
3-2 ブラシ
ブラッシング前にヘアミストなどで髪を湿らすと通りが良くなります。ブラシは柄の部分が豚毛・猪毛など天然のもの、くしはつげや木製がおすすめです。シャンプー前後に行うことで埃等を取り除けるので静電気防止につながります。
3-3 トリートメント・コンデショナー
トリートメントは髪の補修効果で用いられますが、保湿にも優れています。シャンプー後の洗い流すトリートメント、スタイリング時の洗い流さないトリートメントで使い分けるのがおすすめです。コンディショナーはシャンプーより時間がかからずトリートメントと同様
油分により髪の滑りがよくなるので摩擦が減少します。
3-4 ドライヤー
髪にあまり近づけすぎないように気をつけ(10cmから20cm空ける)髪の根元から毛先に向けて乾かします。乾かし過ぎには注意して冷風も織り交ぜて使用しましょう。マイナスイオン機能のあるドライヤーが女性を中心に人気がありますが、使用するなら大手家電製品のものがよいでしょう。
3-5 加湿器
静電気が起きやすいのが気温25°以下で湿度20%以下です。加湿レベルは40%から60%に設定するのがよいです。加湿器の蒸気には直接触れない方が無難です。設置場所としては部屋の中央に置き床から30㎝以上は離しましょう。エアコンを使用している時は吸入口近くに置くと部屋全体に潤いが拡散しやすくなります。
直接蒸気に触れると肌が乾燥しやすくなるので注意しましょう。夜寝る時には加湿器のスイッチも止めましょう。これはカビや結露を防ぐためです。
3-6 その他
洗濯機や乾燥機で使用する柔軟剤シート(ドライヤーシート)を使って髪を軽くこすります。乾燥機と同じように静電気予防になります。
水をこまめに飲むのもおすすめです。
4 その他の注意事項
4-1 静電気が溜まりやすい人
体質によって静電気が溜まりやすい人と溜まりにくい(自然放電しやすい)人はいるようです。静電気が溜まりやすい人は汗をかきにくい人や肌が乾燥しやすい人などです。運動して汗をかくと水分を通して電気が放出するので、汗が少ないと電気が溜まりやすくなります。肌が乾燥しやすいと皮膚など潤いが少ない状態なので静電気が放電しにくくなります。
また疲労が蓄積したりストレスが溜まるとカルシウムやビタミンCが流出して肌荒れ、免疫低下が起こり、ダメージが増すと髪の傷み、肩こり、頭痛に繋がるケースがあります。不規則な生活やストレスで血液も酸性化して静電気が溜まりやすい状態となります。
4-2 肩こりや頭痛に関して
不規則な生活が続いたりストレスが溜まると静電気が溜まりやすいと述べましたが、筋肉や神経系に作用するのは静電気の影響ではなく電磁波の影響かもしれません。テレビや電子レンジ、パソコンによる電磁波の影響で肩こり、目の疲れ、頭痛など発生するケースがあります。症状がなかなかすぐれない時は病院の神経内科でCT検査を含めた診察や相談を受けることをおすすめします。
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