こんにちは、レフです。
かさぶたが出来ると「マズイ」と思ってしまいます。僕は肌が乾燥しやすく寒くなると足がカサカサして掻いてしまうことが多いです。掻きすぎると出血して少々痛いのですが我慢できません。気がつくとかさぶたになっています。かさぶたも痒いので厄介で固まっていない内に掻くとまた血が出ます。頭も以前かさぶたが出来たことがあります。これはまだヘアケアの意識が低い時1日シャンプーせず髪がベタベタになり頭皮に炎症が出来たためです。幸いに数日で治りましたが今回のテーマは頭皮のかさぶたです。
かさぶたが治らない理由
・かさぶたを掻いてしまうから。
かさぶたは炎症や傷に出てきた体液や血液、膿みなどが固形化した皮です。その役割として出血を止めたり、傷口をふさぎ雑菌の侵入を防いだり患部の湿潤環境を整える役割があります。かさぶたの下で新しい皮膚組織が作られて、それが出来上がると自然とはがれるのですが、途中でかゆみを伴うことが多いのです。これは傷や炎症によりヒスタミンという物質が増えてそれが神経に作用して痒く感じてしまうのです。痒みは弱い痛みとして同系の神経が感じるようです。痒いと感じてかくとまた体液や血液が出てなかなか治らないのです。
・医療機関の診察が必要なのに独力で治そうとする。
シャンプーを変えたり、生活週間を改善したり(睡眠や食事)、市販薬を利用するものの症状が良くならないケースがこれです。頭皮のかさぶたが出来るのは頭部疾患だけでも脂漏性皮膚炎、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)、頭部白癬(とうぶしらくも)などが挙げられます。脂漏性皮膚炎のケースが多いようですが、市販薬を自分で購入して使用しても、病気が異なると症状が改善しなかったり悪化するケースもあります。
・間違った治療をしている。
頭皮にかさぶたができる原因はいろいろあります。特に脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)をニキビと間違って、市販薬を使用しているのになかなか治らないというケースもあるようです。また皮膚科などの病院で診てもらっても、最初に皮膚疾患を特定できないケースもあるようです。病院ではなるべく顕微鏡検査をしてもらったほうが治療時間の短縮につながります。
・感染源が別にある。
ケースは少ないかもしれませんが、頭部白癬(とうぶはくせん)などは犬やペットから感染するケースもあります。家や近所、日常通う所にペットがいて病気である場合は気をつけましょう。家で飼っているペットならば速やかに獣医にペットを診察してもらいましょう。またタオルや帽子などを共同使用している場合に発症する場合があります。
・身体の免疫力が低下している。
風邪をひいたり熱がある場合は免疫力が低下しているので、頭皮の炎症やかさぶたが治りにくいケースがあります。体調が悪い時はともかく栄養のあるものを食べて十分な睡眠が必要となります。
かさぶたの原因となる疾患
ここでは疾患の原因、症状、感染病か否かをまとめてみました。
①脂漏性皮膚炎
何らかの理由で皮脂が過剰に分泌され、マセラチア菌の餌になりトリグリセクトに分解され、遊離脂肪酸に変わります。この脂肪酸が酸化すると頭皮に炎症が起きてやや大きめのフケやニオイ、かさぶたなどの症状に繋がります。治療期間は一律ではありませんが4週間から6週間かかるようです。感染症ではありません。
②接触性皮膚炎
原因は刺激物やアレルゲン(アレルギーの原因物質)で刺激性接触性皮膚炎とアレルギー性皮膚炎の2種類あります。アレルギー性皮膚炎は、アトピー性皮膚炎と間違うケースがあります。治療では原因物質を特定することが大切です。症状は赤くなったり水ぶくれ、ぼつぼつ等が出て痒いことが多いのが特徴です。感染症ではありません。
③尋常性乾癬(じんじょうせい かんせん)
頭皮が赤くなったり白いかさぶたとなり一部がはがれたりするが、かゆみがない場合もある。肥満など生活習慣病の人に多いようですが、原因ははっきりわかっていませんが感染病ではありません。
④頭部白癬(とうぶしらくも/はくせん)
原因は白癬菌というかびの感染でタオルや帽子を共有したり、ペットや老人ホームでの感染もあるようです。症状は脱毛、フケやかゆみ、かさぶたが出来ます。治療薬を間違うとなかなか治らないことがあるので、顕微鏡での細菌検査が有効となります。感染病になります。
⑤アトピー性皮膚炎
アレルギー体質と乾燥肌が主な原因の皮膚炎で、かゆみが継続的で強い湿疹が出る皮膚炎です。体の様々な場所に湿疹が出るのが特徴です。治療期間は長くなるケースが多いようです。体の別の部位に発症し頭部にも及ぶと考えられます。
かさぶたを治す処方箋
1清潔にする
手洗いでは石鹸で指の間もよく洗いましょう。うがいもサッと済ますのではなく水も喉の奥までいれてゆすぎましょう。また枕カバーも洗濯してまめに交換しましょう。除菌スプレーなども使えるところでは都度使用すると良いでしょう。
2規則正しい生活
十分な睡眠をとることとバランスの良い食事をとることを心がけましょう。頭皮の状態が良くない間は甘いものを控えて
皮脂の分泌を抑えるビタミンB2やB6、血行促進や頭皮状態にプラスと成りうるビタミンC摂取を意識しましょう。自分がリラックスできる時間も確保し(音楽、ゲーム、読書など)、ストレスも極力減らしましょう。
3シャンプー
頭皮になるべく刺激を与えないことと、温度はややぬるめにして夜シャンプーするがポイントとなります。シャンプーはアミノ酸系シャンプーや抗真菌剤成分が入ったものがよいでしょう。シャンプーでは38℃から40℃位の温度でシャンプー前に予洗いして汚れをよく取りましょう。シャンプーが髪に馴染みやすく量も少なくてすみます。シャンプーは髪に直接つけないでよく泡立ててから洗います。かさぶたになった部分以外は指のはらで頭皮マッサージしながらよく洗いましょう。
ゆすぎはシャンプーより時間をかけるイメージでシャンプーが残らないように丁寧に行います。頭皮に炎症などある場合は朝シャンではなく髪のゴールデンタイム(22時から2時)に清潔な状態であることも大切です。シャンプー後のドライヤーは冷風を織り交ぜ、熱風では髪に近づけないようにしましょう。
4掻かない工夫
最も注意する必要があるのは、かさぶたを掻かないようにすることです。起きている時はなんとか我慢できますが寝てから
掻くのを我慢するのはむずかしいです。こんな時は市販の指サックや手袋を着用して休むことがおすすめです。また無意識に爪を立てたりするので爪切りも徹底しましょう。体が温まると痒みも増すので、可能ならお風呂やシャワーの温度をすこしぬるくしたり、ドライヤーも冷風を熱風に混ぜて乾かしましょう。患部に近い顔の部分に冷却ジェルシートを貼ったり、処方薬を塗る時にマッサージしながら塗るのも効果的な方法です。
5病院で治療を受ける。
「頭皮の状態がおかしい、いつもと違う」と感じたら早めに最寄りの皮膚科の診察を受けましょう。病名もはっきりするケースが多いので顕微鏡検査をしてもらうほうがよいでしょう。薬を処方されたら医師に指示されたり処方の指示に従って、薬を1日に使用する回数や量は守りましょう。
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