こんにちはレフです。
そもそも髪質って変えられるの?
くせ毛や直毛は何歳になっても気になります。また加齢と共に髪の量が少なくなったり細くなると抜け毛や薄毛の心配も大きくなります。
今回は男性が髪質を今より良くしたい時に知っていただきたいことを4点まとめてみました。
1 髪質に影響を与える要因(遺伝、コルテックス、その他)
1-1 遺伝
くせ毛や直毛などの髪質は遺伝が原因となる場合があります。特に「くせ毛」は両親がどちらも「くせ毛」だとその子供が「くせ毛」になるケースが多いようです。(一説には70%~80%)また両親が「くせ毛」と「直毛」の場合、先の例より確率は低くなりますが「くせ毛」になるケースが多いようです。
薄毛や抜け毛の場合も遺伝することがあり、薄毛遺伝子は母親から遺伝するとの説があります。まだ原因等ははっきり解明されていませんが、髪質や髪の両は遺伝による影響はあると言えます。
1-2 コルテックス
髪の内部は外側から、キューティクル(毛表皮)、コルテックス(毛皮質)、メデュラ(毛髄質)の3層構造となっています。コルテックスは丁度髪の中間に位置して約85%~95%を占め主に髪の硬さと太さに影響を与えます。その量が多く高密度であれば太い硬い髪となります。成分はタンパク質、脂質、水分、、メラニン色素となります。
コルテックスはマクロフィブリルという繊維タンパク質の束と、別の2種タンパク質から成っています。この2種タンパク質は髪の弾力やしなやかさ・ツヤに影響を与える反面、パーマやカラー等の化学反応の影響を受けやすい特徴があります。
1-3 キューティクル
キューティクルは髪のツヤや感触に影響します。硬質たんぱくのケラチンから成り5~6枚重なっていて髪の内側を外部刺激から守る機能があります。このキューティクルは剥がれるとタンパク質が流出し切れ毛や枝毛、ごわつきの原因にもなります。
1-4 その他
頭皮の血流が悪くなり栄養が髪に十分に行き渡らなくなると髪質も悪くなります。また何らかの原因でホルモンバランスが乱れると髪質に悪影響を及ぼします。さらに加齢やストレス、シャンプーなどのヘアケアで毛穴に汚れが残ると髪質に影響が及びます。
髪の健康に欠かせない血行も血流が悪くなると頭皮は固くなり、髪の毛乳頭に栄養が行きわたらなくなります。これにより髪はダメージを受け十分育たなかったり抜け毛につながります。
髪の構成は外からキューティクル、コルテックス、メデュラの3層構造になっています。髪質にキューティクルとコルテックスが影響すると述べましたが、メデュラも太さ、弾力に影響を与えるとされますが多くは解明されていません。
2 くせ毛の原因
くせ毛には「波状毛」「捻転毛」「連球毛」「縮毛」の4種類があります。また4種のうち1種類だけであったり、いくつかの種類が重なるケースがあります。日本人のくせ毛に多いのは波状毛です。男性と女性で比較すると男性の方が太く女性は細く男性の髪型が短めのため、女性のほうがくせ毛は目立ちやすくなります。
くせ毛は毛根が曲がっていたり毛穴が歪んでいるため、さらに通常5~6枚重なっているキューティクルが均一でない状態が原因と考えられます。くせ毛の原因は遺伝やコルテックスの乱れやと考えられています。コルテックスの乱れとしてマクロフィブリル周辺にある2種類のタンパク質のバランスの乱れが挙げられます。
その他の原因は過剰なダイエットやストレス、ホルモンバランスの乱れ、シャンプー等のヘアケアで毛穴に汚れが溜まることが該当します。
3 直毛・剛毛の原因
もともと日本人の髪の太さは白人の約1.5倍あり髪が健康な時には太くて直毛タイプが多いと言われています。これはキューティクルの層が厚く、コルテックスの密度も高い状態です。直毛の原因は遺伝の割合が高いと考えられています。
また加齢に加え男性は男性ホルモンの影響から、女性はストレスや生活週間の変化や乱れから髪質が変化し抜毛や薄毛につながるケースがあります。
4 改善方法
生まれつきクセ毛の場合遺伝による要素が強いので体質を変えるのは困難ですが、ある時(特に成人してから)から髪質が変わった場合は対策も可能なので改善対策をまとめてみます。
特に男性は髪が細く柔らかくなったりツヤが無くなったり髪質が悪くなると抜毛や薄毛のリスクが出てくるのでしっかりしたケアが必要です。
4-1 ヘアケア
シャンプーでは予洗いを行い、よく泡立ててからシャンプーします。毛穴の汚れや詰まりは髪質の悪化繋がるので指の腹で優しくしっかり洗いましょう。ゆすぎはシャンプーよりも時間をかけ洗い残しがないようにします。
髪や頭皮に刺激の少ないアミノ酸シャンプーがおすすめです。髪のダメージを修復し髪の内側のコルテックスに栄養を与えるためにトリートメントも取り入れると良いでしょう。タオルドライはシャンプー後髪の流れに沿って根元から素早く行います。濡れたままの時間が長くなるとキューティクルが開いて中の水分が抜けてしまうので注意が必要です。ドライヤーはブラシを使いながら根本から乾かし、髪を乾かし過ぎないことも大切です。
ヘアカラーやパーマはどうしても髪にダメージが大きいので控えるのが無難です。行う場合はできるだけ間隔を空けましょう。
4-2 血行促進
頭皮が硬くなると毛根がダメージを受け髪質に悪影響が及びます。シャンプーを行う時に頭皮をゆっくりマッサージするのがおすすめです。血流を良くするにはジョギングや水泳など有酸素運動を行ったりヘッドスパで頭皮をケアしてもらうのも良いでしょう。
4-3生活週間の見直し
髪質の改善に留まらず、髪や頭皮の健康には生活週間の見直し・改善が大切です。基本は十分な睡眠とバランスのとれた食事を摂ることです。また定期的に有酸素運動を行うのも有効です。これらはストレス対策にも役立ちます。
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