おはようございます、レフです。
今回のテーマは白癬菌(はくせんきん)です。
これは真菌(カビ)の一種で20種類以上あり、足に感染して出来るケース(水虫)、爪に出来るケース(爪白癬)、
股間の場合(股部白癬/いんきんたむし)、体中にできる(体部白癬)など様々です。
頭に出来る場合、頭部白癬(とうぶはくせん)又は「はくせん」と呼ばれます。
私は水虫になりやすく。特に梅雨や夏場に足がムズムズして痒くなります.完治が難しく、「治ってはまた水虫が出てくる」
というサイクルがここ数年続いています。注意していることは「入浴時、足の指と指の間も良く洗う」「同じ靴を毎日履かない。」「夏場、帰宅後は足だけ風呂場で洗う。」ことを実践しています。家族からは「家で靴下をはいてほしい」とクレームも出るので発症したときはしぶしぶソックス履いてます。
では頭皮が痒くなる頭部白癬、「しらくも」の話に戻ります。
しらくもの特徴としては「人や、犬や猫などのペットから感染する」「高温で湿度が高いところで発症しやすい」「子児もかかりやすい」ことです。
気になる多い頭部白癬(しらくも)症状は以下の4点です。
・髪が抜けやすい。ほっておくと沢山抜けるケースもある。
・フケが出る。皮膚がはがれて白いフケが大量に出る場合もあります。
・激しいかゆみを伴う。
・やや大きめの白いかさぶたが出来る。
自然に治ることはないので、ほっておくとフケや抜け毛がさらに悪化し、他の人に感染するケースもあるので
速やかに医師の診察を受けましょう。検査は皮膚科などで、顕微鏡で細菌検査を行います。
次に白癬菌対策シャンプーです。
シャンプーは抗真菌成分が含まれたシャンプーを使用することになります。抗真菌剤としてミコナゾール硝酸塩があげられます。
シャンプーだけでは頭部白癬(しらくも)は完治しないので、医療機関から処方された薬を使用しながらの使用になります。
大切なことは「ゆすぎをしっかり行いゆすぎ残しがないようにすること」、「洗った後はすぐドライアーで乾かし濡れたままにしないこと」、「使用したタオルを使いまわしにしないこと(他の人に感染するから)」です。
白癬菌対策の治療薬は、抗真菌薬の内服薬と塗り薬となります。
抗真菌薬としてイトラコナゾールやテルビナフィンが処方されるケースが多いようです。
治療期間は通常2~3ヶ月を要します。自覚症状がなくなっても、菌が存在して再発することもあるので
医師の指示に素直に従いましょう。
最後は治療時の注意点です。
1早期発見、早期治療が大切
ほっておくと、フケ、かゆみが増え、抜け毛が増える可能性があります。また治療に2~3ヶ月かかることが多いので
速やかに皮膚科等医師の診断を速やかに行いましょう。
2他人にうつさないよう配慮する。
他の人に感染する可能性があるので、タオルや帽子、くしなどの使いまわしは避けて感染源となりうるものは遮断するのを
おすすめします。
3患部は清潔に、よく乾かし乾燥させる。
シャンプー時は抗真菌薬の入ったシャンプーでよく洗い、すすぎを十分行う。
洗った後は髪を湿ったままにはしないことです。枕カバーもこまめに洗い取替えましょう。
4ペットにも注意する。
ペットから感染する場合があります。(またペットにも感染します。)ペットにも白癬菌感染の症状が見られる場合
すみやかに獣医等の検査や治療を受けることをおすすめします。
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