こんにちはレフです。
今回のテーマは頭皮のコリです。コリといえば「肩こり」と「首のこり」が頭に浮かびますが最近は「頭皮にコリや違和感」を感じる人が増えているようです。頭皮のコリを放置したり悪化すると頭痛に繋がるケースが報告されています。コリが進行するとどうなるのか?コリの原因や対策、頭痛に関してまとめてみました。
1 症状
頭皮にコリや違和感を感じるとそれが肩こりや首のコリ頭痛の原因となることがあります。コリから来る頭痛は「緊張型頭痛」と考えられます。「緊張型頭痛」は血流やリンパが滞ることで痛みを感じるのが特徴で「偏頭痛」とは異なります。「緊張性頭痛」と「偏頭痛」の違いを比べると以下の通りとなります。
・頻度で見ると「緊張性頭痛」は週や月の間で発生回数が多いのに対し「偏頭痛」は週2回、月1回など時々起きます。
・発生場所は「緊張型頭痛」が頭の両側、頭全体、後頭部が痛むのに対し、「偏頭痛」は頭の片側で起こることが多い。
・痛みの程度は「緊張型頭痛」が締めつけられるような痛みに対し、「偏頭痛」はズキズキ痛みます。
・吐き気や嘔吐に関しては「緊張型頭痛」が吐き気は感じるものの嘔吐することは少ないのに対し、「偏頭痛」は吐き気から嘔吐する場合もあります。
頭皮のコリは薄毛や毛髪が十分育たず抜け毛の原因となるケースもあります。さらに白髪になることもあるので注意が必要です。白髪になるのは髪の色素のメラニンが不足するためです。これはメラニンを合成するメラノサイト細胞に血行不良から十分や酸素や栄養が充分に供給されないためです。
さらにコリから頭皮の筋肉バランスが乱れ頭皮に近い目尻や頬にたるみやシワが出ることもあります。
頭皮にコリを感じたら頭頂部や頭の前頭、後頭、側頭部をつまんでみると良いです。頭皮が健康な状態ならつまめますが、頭皮が張っているとつまめなかったり通常より痛みを感じたりします。
2原因
コリの原因はずばり【頭皮の血行不良】です。頭部の血液は首の血管を経由して送り出されます。しかし首が血行不良になると頭皮の毛細血管にも血液が十分に行き渡らず、血行不良となります。これはパソコンのデスクワークやスマホの作業時間が長くなり肩や首の筋肉が緊張して固くなることが原因と考えられます。
厄介なことに血行不良は睡眠不足や、偏った食生活、職場やプライベートでのストレスによっても引き起こされます。さらに紫外線の影響から頭皮の皮脂が酸化して毛穴が詰まって新陳代謝が低下することによっても頭皮の血行が悪くなるケースがあります。
3対策
コリや腫れが気になる時に行う即効性のある方法と、中期的に予防する方法をまとめてみました。
【頭皮マッサージ】
マッサージはいろいろな方法がありますが、基本は指の腹を使って円を描くようにまわしながら指圧をするのがポイントです。指は5本指でも1本でも構いません。力を入れすぎない程度にゆっくり行います。気になる箇所を丁寧にケアしながら頭部全体をゆっくりと揉みほぐすと良いでしょう。
行うタイミングは仕事の合間でも良いですが、シャンプー中や入浴後に行うと体も温まっていて血行も良くなるのでおすすめです。継続して行うことが頭皮の健康につながります。
【仕事中での対策】
パソコン等での座り仕事が長くなると首や肩の筋肉が緊張して血行が悪くなり硬くなりがちです。1時間に1回程度立ち上がり首を回したり、左右に倒してほぐしましょう。ストレッチをしたり、蒸しタオルで首筋を温めるのも効果的です。
座る姿勢が悪いと血行の悪化や頭皮のコリにつながるケースがあるので腰から背筋を真っ直ぐ伸ばすよう意識しましょう。目も酷使しがちとなるので、定期的に遠くを見たり眼球を上下左右に動かして労りましょう。
【生活週間の見直し】
基本は睡眠と食事です。睡眠では遅くとも深夜0時前には暖かくしてゆっくり休みましょう。寝る時間がばらばらより決まった時間に床に入る方が体のリズムも整えやすくなります。また就寝1時間前にはスマホやパソコン作業も終らせましょう。
食事は油っこいもの、偏ったメニューは控えて栄養バランスに気を付け和食をイメージして食べるのがよいでしょう。栄養素ではビタミン類(CやE)の入ったものが血行促進にプラスと働きます。適度な飲酒はリラックスにつながりますが、タバコはやめたほうが無難です。
タバコのニコチンがビタミンCを消費し血管の収縮を引き起こしやすいからです。さらに髪の成長に悪影響を及ぼし抜け毛にも繋がりやすいです。
【リラックスする】
自分の趣味や好きなことを行うことも良いですが、入浴で湯船に浸かるのがおすすめです。全身の血行も良くなり、肩や頭皮のコリ、頭痛などの症状も和らげる効果が期待できます。頭皮の毛穴から汗も出るのでシャンプーで汚れが取り易くなり頭皮と毛髪の清潔につながります。
また20分以上の有酸素運動を定期的に行うことで、頭皮の健康とストレスを和らげることができ一石二鳥です。ジョギングや水泳に加えてやや早歩きで散歩するのもおすすめです。
4緊張型頭痛
頭皮のコリから起こる頭痛として冒頭部分で「緊張型頭痛」に触れ「偏頭痛」との違いを書いてみました。ここでは改めて「緊張型頭痛」のポイントをまとめてみました。
【症状】
特徴は頭全体が締めつけられるような痛みがあることです。肩こりや首のこり、めまいを伴うこともあります。痛みが時々発生する「反復性緊張頭痛」と頭痛が連日続く「慢性緊張型頭痛」があります。
【原因】
パソコンでの仕事や車の運転など同じ姿勢で長時間作業を続けているため、頭皮や首肩の筋肉が収縮して血行不良不良になるのが直接的な原因です。また身体的なストレスと精神的ストレスが重なることでも発生します。
【治療方法】
「慢性緊張頭痛」で痛みが強い場合、抗うつ薬や抗不安薬が処方されることが多いようです。また首や肩のコリが重い場合筋弛緩薬が処方されます。
【予防方法】
同じ姿勢で仕事や作業をしているとどうしても背中や肩・首の筋肉が緊張し血行悪化を招きやすくなります。定期的に休憩を取りストレッチや伸びを行い筋肉をほぐすことが大切です。コリや頭痛のある場所温かくしたタオルを当てるも痛みが和らぎます。
お風呂で湯船に入りリラックスするのも良いでしょう。リラックスする時間をとってしっかり睡眠をとることも基本となります。
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