こんにちはレフです。頭皮がこって気になると仕事やプライベートでも気になって手が止まってしまいます。その原因は緊張型頭痛かもしれません。この記事では緊張型頭痛の症状、原因、対策方法などをまとめてみました。
【目次】1 緊張型頭痛の症状 2 原因 3 対策 4 セルフケアで改善しない場合 5その他注意事項
1緊張型頭痛の症状
頭の両側で発生し頭全体が圧迫され締めつけられるような痛みを感じる頭痛です。症状が持続するのは30分から1時間またはそれ以上と個人差があります。頭や頭皮、首筋肩の筋肉が緊張して血行が悪くなるので、めまいや体のだるさ、肩・首・後頭部のコリ、目の疲れを伴うこともあります。
吐き気や嘔吐はないのが偏頭痛との大きな違いです。ズキンとした痛みではなく我慢すれば仕事や家事などを続けられる頭痛です。性別では女性のほうが男性の割合より多いですが、年齢層は各年代に分布していますが、働き盛りの年齢層に多いようです。最近ではスマートホンの使用時間の長い学生にも増えています。
これはブルーライトの光が目に入る際に、目の周辺の筋肉が目が疲れ肩こりなどから緊張型頭痛になるケースがあるようです。
2原因
緊張型頭痛の原因は過度の緊張やストレスによって首や肩の筋肉、頭皮や頭の筋肉の血行が悪くなったり、筋肉が疲労したり酸素や栄養が行き渡らなくなります。さらには神経が刺激されて頭痛を感じるようになります。実際以下のような状況で起こりやすくなります。
・長時間のデスクワークやパソコンワーク、車の長時間運転などの身体的ストレス
⇒姿勢も悪くなりがちで、頭から肩に負担がかかり筋肉に疲労がたまりやすくなります。
・身体的ストレスに精神的ストレスが重なった時
⇒脳など中枢神経の傷みに対し過敏になりやすくなります。
・運動不足
⇒筋力が低下し、頭皮の血行も悪くなると栄養や酸素も行き渡りにくくなり、首や肩に負担がかかりやすくなり頭痛につながります。
・枕が合わない
⇒首回りの筋肉が凝ったりしてされ首の神経が圧迫され頭痛につながることがあります。
3対策
緊張型頭痛の対策として、正しい姿勢を意識して実践することや、3-1患部を温めること、適度な運動など生活習慣の見直しが大切です。
3-1 正しい姿勢
デスクワークではあごを引いて背筋をまっすく伸ばす。1時間位作業したら適度な休憩を入れる、立ち上がったり座席から離れて小休止することも大事です。また足を組むのは身体をまっすぐに保てないのでやめましょう。小休止の時には首や肩を回してリラックスしましょう。長時間のスマホにも注意しましょう。
3-2 患部を温める
首や肩を冷やさないことを意識しましょう。冷房の効いた部屋では直接肩が冷気に触れないように注意して何か羽織ったほうがよいです。また蒸しタオルで首や肩を温めるのも効果的です。お風呂に入った時は温めの湯船にゆっくりはいるのもおすすめです。
3-3 適度な運動
デスクワークを一定時間やった後のストレッチは有効です。首や肩を横に倒したり回転させてたり、両手を組んで手のひらを前に突き出すと首や肩の緊張がほぐれリラックスに繋がります。運動では背筋を伸ばすことを意識しながら早足ウォーキングすると良いでしょう。水泳もおすすめです。
3-4 その他
枕の高さが自分に合っているかチェックしましょう。高すぎても低すぎても首に悪影響を及ぼします。また睡眠を十分にとリラックスできる時間をもつことも大切です。
4セルフケアで改善しない場合
4-1 頭痛の診療科
自分で出来る自己ケアや市販の頭痛薬を使用しても症状が改善しない場合は病院で診察を受けましょう。
頭痛の診療科は「神経内科」と「脳神経外科」になります。
通常は問診と診察から診断されます。
痛みがひどい場合や他の病気がないか調べるために頭部CT検査や頭部MRI検査が行われることがあります。
・頭部CT検査(頭部外傷、脳出血、くも膜下出血など)
・頭部MRI検査(脳腫瘍、脳梗塞、脳出血など)
4-2 緊張型頭痛の治療薬
・内服薬(非ステロイド性消炎鎮痛薬)
⇒痛みが強い時に鎮痛薬として炎症を抑え熱を下げる薬となります。体内で痛みや炎症、熱を発症するプロスタグランジン(PG)という生理活性物質があります。このPGの生成を抑える鎮痛薬となります。1週間に3日以上服用しないことが望ましく医師のアドバイスに従うことが大切です。
一般的な商品としてロキソニン(市販薬ロキソニンS名でも販売されています。)、アスピリン、バファリン、ボルタレンなどがあります。
・筋弛緩薬
⇒筋肉の緊張度が強い時や痛みが慢性化している場合などに処方されます。
筋肉は緊張が続くと、頭痛・肩こり・腰痛になりやすくなるため、脳から脊髄を経緯し筋肉へと伝わる伝達機能を抑えて緊張をやわらげる作用があります。内服薬と同様医師の処方指示に従って分量を守り、定期的に症状の変化を診てもらうことが重要です。
5その他注意事項
5-1 薬物乱用性頭痛とは
緊張型頭痛や偏頭痛の症状がある人が、頭痛薬の飲みすぎで「前より頭痛の回数が増えた。」「薬が効かなくなった。」などと感じる場合、薬物乱用性頭痛の可能性があります。
薬物乱用型頭痛は頭痛が慢性化して回数が増えたり、発作に対する不安から処方薬や市販薬を飲む回数が増えて脳が痛みに敏感になるため、薬も効きにくくなるのが原因です。現在「頭痛薬を月10日以上飲んでいる場合」や、「頭痛薬が前より効かなくなった」と感じる場合は注意が必要です。
予防対策としては、医師に症状を説明して処方通りの服用回数を守ることが大切です。薬物乱用性頭痛は再発しやすいので、日頃から頭痛薬を飲みすぎない、予防で服用するのは控えることです。実際に服用をやめると最初の1~2週間はつらいと思いますが服用過多による頭痛回数は減ると予想されます。
5-2 緊張型頭痛と偏頭痛
緊張型頭痛と偏頭痛特徴をまとめると次のようになります。
緊張型頭痛
肩こりや首こりなど筋肉がこわばり、周辺の神経が締めつけられるような痛みが特徴です。対策としては温めたタオルを使用したり入浴するなど温めることがポイントです。
偏頭痛
症状の特徴として頭の片側でズキンズキンと脈打つように痛みます。様々な刺激から血管が拡張して血管周りの神経に触れることによって起こります。動いたり患部を温めるとさらに痛みが増します。対策として安静にして休み冷やすことが肝要です。
緊張型頭痛と偏頭痛を併発することもあります。症状としては「偏頭痛が痛む日」「緊張型頭痛が痛む日」に分かれるケースと通常は「緊張型頭痛」が起こるのに対したまに「偏頭痛」を発症するケースがあります。頭痛が2種類あると薬に依存しすぎて「薬物乱用性頭痛」になることもあり「神経内科」や「脳神経外科」頭痛専門医の診察をおすすめします。
【レフのワンポイントアドバイス】パソコンやスマホの長時間の作業は注意しましょう。パソコンなら1時間、スマホなら30分に1回休憩をいれ首や肩をストレッチなどで労わりることが大事です。緊張型頭痛では患部を温めることが基本です。
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