こんにちはレフです。しっかりシャンプーしているのに「頭皮がカサカサしている。」「それに少し痛い。」と感じたことはありませんか?その原因は頭皮の乾燥かもしれません。この記事ではその原因や対策をまとめてみました。
【目次】1 乾燥が進んだ症状 2 頭皮が乾燥する原因 3 頭皮乾燥の対策 4 その他注意点
1乾燥が進んだ症状
・フケ
・痒み(かゆみ)
・湿疹
・抜け毛
・頭皮ニキビ
頭皮の乾燥が進行すると次のような症状につながりやすくなります。新しい角質を作る仕組みをターンオーバーと言いますが、頭皮のターンオーバーは正常な場合、水分や皮脂、常在菌を適切な割合でコントロールされています。しかしターンオーバーが乱れると免疫機能が低下するため、常在菌のマセラチア菌が通常より多く繁殖して、フケが出たりそれが剝がれ炎症が発生する原因にもなります。
頭皮が乾燥して水分や栄養が十分に髪に届かなくなり抜け毛につながることもあります。また血行も悪くなるため毛が抜けるケースも見逃せません。
また頭皮のターンオーバーの乱れにより皮脂が過剰分泌して毛穴を防ぐため、常在菌のアクネ菌がその皮脂をエサにして過剰に繁殖すると炎症を伴って頭皮ニキビにつながります。アクネ菌が増殖して炎症が進むと痛みや赤みが増すことになります。
2頭皮が乾燥する原因
原因は大きく「外部要因」と「内部要因」に分けられます。
2-1 外部要因
外気から頭皮の水分・潤いや皮脂バランスを守るバリア機能が「空気乾燥」や「紫外線」等によってダメージを受けることがあります。
・空気乾燥
⇒秋や冬は湿度が低く空気が乾燥しやすいため皮脂が減りやすくなります。
・紫外線によるトラブル
⇒紫外線は頭皮から侵入して毛母細胞にダメージを与えるので注意が必要です。実際頭皮は顔よりも紫外線を浴びています。紫外線は細胞に入り込むと頭皮を乾燥させ、活性酸素を発生させます。活性酸素は細胞の老化にも影響を及ぼすので注意が必要です。
・シャンプーの仕方
⇒シャンプーの回数が多かったり、刺激の強いシャンプーで洗いすぎると角質層のセラミドや皮脂を必要以上に落としてしまうことがあります。また洗い流しが十分でないと頭皮が乾燥してフケや痒みの症状を招くこともよくあります。
・ヘアカラーやパーマ
⇒ヘアカラーでは酸性染料と過酸化水素を浸透させて髪が染まる流れですが、酸性染料の刺激で頭皮が乾燥しやすくなります。パーマも繰り返しかけるとパーマ液の成分が頭皮への刺激となり乾燥する原因となるようです。
2-2 内部要因
生活週間の乱れによっても頭皮が乾燥することがあるので注意が必要です。
・不規則な生活習慣(睡眠不足や偏った食事)
⇒睡眠不足によって自律神経のバランスが乱れ免疫力が低下し頭皮が乾燥するケースがあります。また食生活の乱れで油っこい食品に偏よったり暴飲暴食すると皮脂が過剰に分泌され頭皮環境の悪化を招いてしまいます。
・ストレス
⇒仕事やプライベートでのストレスが強くなり身体も順応できないレベルになると免疫力の低下により頭皮が乾燥しフケなどの発生につながる場合があります。さらにストレスから食生活が乱れたり睡眠時間が短くなったり不規則になると頭皮にとってダメージが強まると言えます。
・加齢
⇒頭皮のバリア機能や保湿効果が弱まり乾燥につながることがあります。
3 頭皮乾燥の対策
頭皮乾燥の対応策の基本となるのはシャンプーと生活週間の見直しとなります。
3-1 シャンプーを見直す
・シャンプーの選び方
刺激が少なく洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーがおすすめです。成分として「ココイル○○」と書かれるココイル系や、「メチルアラニン」系、「ベタイン系」などの成分が有名です。「ココイル系」や「ベタイン系」は髪や頭皮に優しい反面、洗浄力や泡立ちは弱めです。最近ではアルガンオイルなど植物性オイルを含んだシャンプーもありますが保湿効果も期待できます。
・シャンプー前の注意
シャンプー前にお湯で予洗いするとシャンプーが髪や地肌に馴染みやすくなります。温度は35℃~39℃くらいのややぬるめのお湯がおすすめです。熱いお湯だと皮脂がも余計に流れてしまうので注意が必要です。
・洗い方
シャンプーを手に取りよく泡立ててから髪や頭皮に馴染ませます。洗い方は爪を立てずに指の腹でマッサージしながら洗いましょう。
・流しやすすぎの注意
ここは洗いよりも時間をかけます。洗い残しがあるとかゆみや炎症、ふけの原因にもなるのでしっかり流しましょう。特に「耳の後ろ」「頭頂部から後頭部」「額の生え際」をしっかり流しましょう。髪を洗った後頭皮も洗うイメージで行うとよいでしょう。
・タオルドライとドライヤー
洗ったあとは速やかにタオルでよく水気を取ります。このときゴシゴシ拭かずに髪の根本近くから毛先部分を挟むイメージで行うと髪へのダメージも少なくなります。ドライヤーでは30㎝位髪から離して乾かしますが、8割位乾いたら冷風で仕上げるようにするとよいでしょう。
3-2 ローションやオイルを利用する
保湿ケアとしてローションやオイルをシャンプー後に使用することもおすすめです。刺激の少ないノンアルコールタイプのものを使ってやさしく頭皮に馴染ませましょう。
3-3 頭皮マッサージを行う
頭皮の血行をよくすることが乾燥の予防になります。椿オイル等を利用してシャンプー前にマッサージする方法もありますが、手軽に行えるのはシャンプーの時に頭皮を優しく指のはらで円を描くようにマッサージしてみましょう。前頭部、側頭部、後頭部と万遍なくマッサージすることで頭皮の血行が良くなります。
3-4 生活習慣を見直す
睡眠と食事の見直しが大切です。睡眠では夜10時頃から深夜2時頃に成長ホルモンが分泌されるので夜12時(24時)には休みましょう。
髪の主成分のケラチンは成長ホルモンによって合成されると言われています。早めの睡眠が健康な髪や頭皮の維持につながります。
疲れている時など6時間以上はゆっくり休みたいものです。
食事では暴飲暴食や油っこい食事は避け、栄養バランスに気をつけた内容が望ましいです。具体的には和食メニューがおすすめです。
インスタント食品やファーストフードには食品添加物が多いので注意する必要があります。これは「食品添加物は他の栄養素を吸収してしまう。」「他の栄養素の流れが悪くなる」ことがあるためです。
3-5 有酸素運動を行う。
20分以上ジョギングを行ったり、プールで歩いたり泳いで有酸素運動を行うと頭皮の血行促進につながり乾燥を予防することができます、またこれらの運動を習慣化させることでストレス解消と頭皮ケアが可能となります。
3-6 紫外線対策
頭皮の傷みのみならず、活性酸素により皮脂が酸化しシミや臭いの原因にもあるので対策が必要です。帽子や日傘を使用したりなるべく日陰を歩くこともおすすめします。また日焼け止めグッズとして全身に使えるタイプのUVカットスプレーも良いでしょう。使用後はシャンプーでしっかり洗い流しましょう。
4 その他注意点
頭皮が痛いと感じる場合、乾燥以外に頭皮のコリやニキビも原因と考えられる場合があります。さらに「頭皮神経痛」「後頭神経痛」や帯状疱疹(たいじょうほうしん)が痛みを引き起こしていることがあります。また脂性フケが出て頭皮に炎症が発生する「脂漏性皮膚炎」など痒みと痛みを併発することもあります。
特に「後頭神経痛」や「帯状疱疹」「脂漏性皮膚炎」はセルフケアだけでは治すことが困難です。早めに皮膚科の病院に行って医師の治療を受けましょう。治療方法は外用薬(塗り薬)と内服薬(飲み薬)がメインとなります。症状が重かったり慢性化すると治療期間が長くなり治療費もかさむので、「これはおかしい。」「シャンプーなどヘアケアをやっているのに治らない。」と感じたら早めに皮膚科の診察を受けることをおすすめします。
【今日のまとめ】頭皮の乾燥は外気のみならず、シャンプーの仕方や生活習慣の影響を受けやすいです。正しいシャンプーの仕方を実践して睡眠と食事に気をつけることが基本となります。紫外線も侮れないので男性も出来る対策をとりましょう(帽子着用と日陰を歩く。)
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