こんにちは、レフです。
わたしも立派な中年なので、家族から「オヤジ臭がする」「もう加齢臭がして臭いんだから、清潔にして!」
などと家族から注意を受けます。最初は腹も立ちましたが、混んだ電車の中、エレベーターの中、会社の会議室など
他の人の「加齢臭」を感じる機会もふえました。5~10年前にはほとんど気になりませんでしたが、「臭い」に対する世間の認識が180度変わりました。確かに「加齢臭」を嗅いで良い気持ちはしません。
人にはなかなか注意できませんが、エチケットとして自分で注意するしかなさそうです。
私も柿渋石鹸を試したりしました(トホホ・・・です。)。
今回のテーマは頭皮のニオイとノネナールです。
頭皮が臭う主な原因は「皮脂」と「フケ」によるものです。
皮脂は酸化すると悪臭につながります。皮脂の過剰分泌や、頭皮の防衛機能が弱まると、常在菌が増加して臭いが発生するからです。
実は頭皮から出る臭いには加齢臭も含まれます。通常年を重ねると(40歳以上)、頭皮の皮脂に含まれるヘキサデセン酸という脂肪酸が分解されてニオイ成分のノネナールが発生するのです。若い時は体の機能で酸化が防止されますが、徐々に抗酸化機能の働きが弱まるのです。(ヘキサデセン酸に対して、パルミトオレイン酸であるとの説もあります。この2つの脂肪酸は同一であるとの解釈もありますがはっきりしません。現在調査中なのでまたブログ内でお知らせします。)
次に気になる頭皮の加齢臭に対する対策です。
1 シャンプーとシャンプーの仕方のコツ
シャンプーはアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。理由は刺激が少なく適度な洗浄力があるからです。皮脂は加齢臭の元にはなりますが、毛髪の保護には欠かせません。洗浄力の強いシャンプーだと皮脂が必要以上に頭皮からとれてしまい、一層過剰に分泌され、ノネナール(ひいては加齢臭)が強まるリスクがあるからです。またグリチルリチン酸2Kなど抗菌作用のあるシャンプーを使用すると、皮脂や汗の酸化を抑えられます。
シャンプーの仕方では以下のことに気をつけましょう。
・シャンプー前にお湯で丁寧に予洗いする。
・シャンプーは直接髪につけず、お湯でよく泡立ててから髪に付ける。
・髪は指の腹を使って洗い、頭皮も下から上によくマッサージする。
・すすぎは十分に行い、シャンプーが残らないようにする。
・洗髪後はタオルで水気をよくとり、速やかにドライヤーで乾かし清潔を保つ。
・シャンプーは朝より夜行う。
シャンプー後に皮脂が取れると、新しい皮脂が行き渡るのに数時間かかります。朝シャンプー後に出かけると皮脂が十分行き渡らないのでダメージとなります。夜頭を洗わないで寝ると頭皮の常在菌が繁殖しやすく、枕にもニオイがつきやすいです。
・シャワーだけより湯船に浸かった方がよい。
体全体から汗をだして、ためないことで頭皮からの汗を抑えることが可能となります。
・耳の裏を良く洗う。
耳は頭皮に近く皮脂分泌が活発です。耳の裏は体温高めで、ノネナールが発生しやすいのです。
普段気づきにくいですが、乾燥しやすい場所でもあるので、入浴時に裏側を丁寧に洗いましょう。
2 生活習慣の見直し
加齢臭のもととなるノネナールは過酸化脂質と脂肪酸が結びついて発生します。過酸化脂質の増加が
ニオイの原因となるので、抗酸化作用のある食品を食べるのがおすすめです。特にビタミンCやE、ポリフェノール、
コエンザイムなどを含む食品で、果物、緑黄色野菜、ナッツ類、豆類、レバー、和食などです。
3 ストレスをためない
ニオイのもととなる過酸化脂質が増えるのは、活性酸素が増加するためです。そしてストレスが溜まればそれだけ
活性酸素が増えるのです。だからストレスをためない工夫が必要です。適度なウォーキングや水泳等運動することや
リラックスできることを行う、十分な睡眠(特に24時前には寝る)などが望ましいです。またニオイが気になる時には
飲酒や喫煙は控えましょう。
4 緑茶を使ってみる
緑茶にはカテキンやフラボノイド等の「ポリフェノール」が含まれています。このポリフェノールはニオイ成分を消臭、吸収
してくれます。また緑茶には抗菌、抗酸化作用があり雑菌の繁殖を抑制してくれます。緑茶は「緑茶シャンプー」も
発売されており頭皮頭髪ケアでも注目されているようです。頭に使う緑茶はペットボトルで販売されているものより、煮出して使用した方がよいようです。煮出して冷ましたあと適量を髪、頭皮に行き渡らせてからシャンプーします。緑茶はペットボトルやスプレー容器に入れて使用するとよいでしょう。
最近のコメント